天岩戸を開いて天照大神が…という日本神話に関連した、祇園祭の岩戸山。
豪華なインド絨毯も見ごたえのある山ですが、祇園祭の宵山で、この岩戸山の秘宝品が展示されていました。
町屋の土間に展示され、無料で見ることができました。
「ベネチア図 」と「日月龍百人唐子嬉遊図」。
毎年巡行で、鉾の背面に付けられる「見送り」として交互に使用されるそうです。
こうした絨毯が飾られるようになったのは、室町時代の頃からだそう。
海外との交易で輸入した絨毯を飾って、町民が鉾の豪華さを競ったということで、京都の町民の経済力を感じさせられます。

「動く美術館」と言われる祇園祭。
山鉾の装飾について色々知っていくと、またさらに楽しめそうですね。

岩戸山の情報
京都府京都市下京区岩戸山町 新町通
*祇園祭・前祭で巡行