勝林院は、京都・大原にあるお寺です。
日本音楽の源と言われている仏教音楽、天台声明の発祥の寺で、天台声明の根本道場でした。
この勝林院とその後に建立された来迎院を二つの拠点として、僧侶たちが声明の研鑽を積み重ねたそうです。
本堂からの眺め。
道場ということでなんとなく渋い雰囲気が漂っています。

勝林院は、法然上人が380人もの学僧と浄土念仏について論議した、「大原問答」の場所としても有名なお寺だそう。
法然が念仏の教えを説いたとき、本尊の阿弥陀如来坐像が光を放って、法然の教えが正しいと証明したのだとか。
そのため勝林院の本尊には、「証拠の阿弥陀」という通称があります。
特徴的な屋根は、木の板を重ねた杮葺と呼ばれる屋根です。
本堂の内側の柱などに彫り込まれた彫刻も素晴らしく、必見ですよ

勝林院の情報
京都市左京区大原勝林院町187
拝観時間:9:00~16:30