祇園四条駅から四条大橋を渡ったところにある東華菜館は、伝統的な北京料理を味わえるお店です。
食事と同時に楽しめるのが、レトロで豪華な建物。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏による建築です。

実は、ヴォーリズ氏によってレストランとして造られた建物は、この東華菜館だけだそう。
とても貴重な建築なのですね。
夜の四条大橋を渡る時にも、この雰囲気たっぷりの建物が目に入ります。

屋上の小さな塔のようなものが気になりますが、エレベーターの機械室だそうです。
私はてっきり、VIPな人だけが入れる個室かと思っていました。
エレベーターは日本最古で、昇降も扉の開閉も、手動式で行われるそう。
ちょっとドキドキしますが、乗ってみたいですね。
夏季には川床や、屋上にビアガーデンもあります。
店内でヴォーリズ建築をゆっくり堪能するのも、鴨川を眺めながら中華を楽しむのも、どちらも良さそうです。
ところで、この建物で中華というのが不思議だなあと常々思っていましたが、調べていて、当初は西洋料理の店だったと知り納得しました。
どんな洋食が出ていたのでしょうか。食べてみたかったです。

東華菜館(本店)の情報
京都市下京区 四条大橋西詰