名峰大山の麓にある古民家のそば屋「大山蕎麦八郷の郷(やごうのさと)」は、県外の方にも人気の美味しい大山そばが食べられるそば屋さんです。


急に冷たいおそばと涼を求めて「大山蕎麦 八郷の郷」の夏限定メニューを食べに行きたくなりました。

営業は以前は11時から14時だったのですが、現在は13時になっていました。
間に合うかな?
11時に電話をすると、当日の電話予約はできないそうで「来ていただいても絶対に食べられるかはわかりません」と言われてしまいました。
予約なしで行くとその日の状況で「売り切れ」になる事もあるので、絶対に食べたいときは予約が必至とはわかっていたのですが。

それでも強行してみると、着いた時は平日なのに前回に増して駐車場の車が多くてお店の周りぐるっと車が一杯でした。これは無理かな?……
それでも何とか駐車してお店に向かうと奇蹟的にOKでした。
といってもさすがに待たないといけません。30分くらいは待ったでしょうか。
縁側にオセロがあったのですが、暑くてそんな気分になれず地元のセミプロの方が写した写真集を眺めながらなんとか暑さにめげずに待ちました。

到着時は、ここにたくさんのお客さんがおられました。
この夏の暑さは大山山麓にもかなりの暑さを運んでいますが、庭にミストも設置されていますし、吹く山の風も下界よりは涼やかでした。
ここに来るだけでも、プチリゾート気分を味わえますね。
古民家の中はやや薄暗いのですが、外の夏の日差しと対比されて特に暗く感じます。実際はこれ程暗くはなく、落ち着く空間です。
今日選んだメニューは、夏限定メニューの「梅おろしそば」です。
この時期は、フルメニューは揃っていませんでした。やはり、地元野菜などを使っているので限界があるのでしょうか。
梅の出汁をかけて食べます。
荒削りのおろし大根は歯ごたえがあり、満足感をアップさせます。
梅の出汁がほど良い酸味で、たっぷりかけても酸っぱくなりすぎません。

おろし大根と大葉に梅味が、冷たいおそばに絡み、口の中で美味しさが倍増しました。そして、何気ない海苔が全体をまとめる役割を果たすので、夏バテで食欲低下していてもスルスルと食べられる美味しさでした。
一口ぜんざいも付いて、いろんな味わいが完結しました。
八郷の郷の店員さん達は、皆さんとてもテキパキとされていて丁寧で好感が持てます。
中でも、シニア世代の男性の方がいらっしゃるのですが、特に丁重に穏やかににこやかに対応してくださり、毎回、田舎の親戚の家に来たようなほっこり感を感じさせてくれます。
この辺りはどこでも家の周りに小川があり清流が見られます。
水がきれいな土地はそばも美味しいといいますよね。
大山蕎麦 八郷の郷(やごうのさと)
住所:鳥取県西伯郡伯耆町福岡原135
電話:0859-68-4331
営業時間:11:00~13:00
※以前は14時だったのですが13時に変更されていました
定休日:水曜日
※冬の時期は不定期
駐車場:数台分有り
※路駐がなんとかできないこともないですが確実ではありません