もうじき十五夜ですね。
秋の月がキレイに見えるのは適度な高さと乾いた空気によるものらしいですが。
ところで、宮城はなにかと月と縁が深いようです。
何より伊達政宗公の鎧の前立てがかの有名な「弦月」ですし、「荒城の月」を書いた土井晩翠も仙台出身でした。晩翠忌には毎年「荒城の月」が今もなお歌い継がれています。
そして何より有名なのが、伊達政宗公が豊臣秀吉から賜ったという月見御殿の異名を持つ松島の観瀾亭(かんらんてい)から眺める松島の月の美しさは「日本百名月」にも選ばれています。
さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したかったのは仙台市東部の海沿いで行われている「まめげっつあん」なんです。
仙台市東部沿岸地域では、中秋の名月を「まめげっつぁん(豆名月)」と呼び、長年親しんできました。今年は地下鉄荒井駅構内のせんだい3.11メモリアル交流館と海岸公園センターハウスの2ヶ所で行われます。郷土料理の「おくずかけ」のふるまいがあったり、名取市高舘に伝わる「熊野堂十二神鹿踊り」の実演が観られる貴重な機会です。
優雅な松島の月もステキですが、その土地に根付いている風習を体験してみるのも面白いのでは。
・うみべのまめげっつあん
開催日:9月15日(日)17時~20時
場所:海岸公園センターハウス
・まめげっつあん
開催日:9月18日()18時~20時場所:せんだい311メモリアル交流館
※雨天中止