彩雲堂は、茶の湯文化が栄えた松江に本店を置く創業140年の和菓子の老舗です。
その直営店 米子東山店に、初盆のお参りの際に持っていく手土産用の和菓子を買いに行きました。
右側奥には喫茶コーナーもありました。店内で購入した和菓子以外に、季節の和菓子、かき氷などが食べられます。
こちらが看板商品「若草」です。
松江にお茶文化を広め根付かせた松江藩松平家7代藩主 松平治郷(はるさと)こと不昧公(ふまいこう)が詠んだ歌から命名された、彩雲堂を代表する銘菓と言われています。

緑色をしているのは、餅米を蒸してから粉砕して作られた寒梅粉(かんばいこ)で、彩雲堂ではブランド米として有名な仁田米を使用しています。
山陰の人なら食べたことはなくても、名前くらいは知っている和菓子です。

求肥の柔らかさと寒梅粉の歯ごたえが楽しく飽きの来ない和菓子です。
夏菓子がたくさん出ていました。
新しいお菓子でしょうか。
こういう和菓子を見ると職人さんの技の高さと和菓子文化はもはや芸術作品だなと改めて感じます。
どれも食べたくなる和菓子ばかりですが、今日は初盆のお参りに持っていく手土産を買いに来たので、日持ちを重視して水ようかんと伯耆坊(ほうきぼう)の詰め合わせを作ってもらいました。
伝統技術の継承と現代人の口にあう和菓子作りのご苦労が伝わってきます。
これからも長く続いてほしいと思います。

彩雲堂 米子東山店

住所:鳥取県米子市長砂町52-1
電話:0859-34-5599
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
喫茶営業時間:10:00~17:00(16:30ラストオーダー)
駐車場:有り