すっかり涼しくなりました。
真夏の暑さには辟易しましたが、こう涼しくなってくると
逆に夏の疲れが出てきた、という方も少なくないでしょう。
そんなときには美味しいものを食べて元気を回復しませんか?
丁度亘理町(わたりちょう)の郷土料理が旬を迎えています。

宮城県亘理町の名産品といえば、秋の味覚の代表格「はらこ飯」。
鮭の旨味とイクラの濃厚な味わいが口の中に広がる、この絶品郷土料理は、地元の人々だけでなく、全国の食通を魅了しています。亘理町の郷土料理ではありますが、この時期になると宮城県内では仙台駅をはじめ仙台市内のス―パーやコンビニなど幅広い場所で手に入るようになります。

はらこ飯の発祥の地である宮城県亘理町。古くから鮭の漁が盛んだったこの地で、大漁の際に漁師たちが振舞ったのがはらこ飯の始まりとされています。
また江戸時代には、仙台藩主の伊達政宗公が亘理を訪れた際、地元の人々からはらこ飯を献上され、その美味しさに大変喜んだという逸話も残っています。
秋の味覚である鮭とイクラをふんだんに使用したはらこ飯は、旬の食材の旨みが凝縮されていて、また各家庭やお店によって、味付けや調理法が少しずつ異なるのも魅力の一つです。
忙しい日々を送る現代人にとって、はらこ飯は故郷の味、あるいは心のふるさとを感じさせてくれるような、温かい一膳と言えるでしょう。
はらこ飯は今も亘理町を代表する名産品として提供されており「田園」に代表される地元のお店では、様々な工夫を凝らしたはらこ飯が楽しめます。

「田園」HP
https://www.denen-miyagi.com/

亘理町で生まれ育まれたはらこ飯は、長い歴史と人々の愛情によって育まれてきました。その深い味わいと、地域に根付いた文化に触れることで、きっとあなたもはらこ飯の魅力に心を奪われるはずです。ぜひ、亘理町を訪れて、本場の味を堪能してください。