伏見桃山は京都市の南部に位置する歴史あるエリアです。かつて豊臣秀吉の伏見城が築かれ、また酒造りの町としても名高いこの地には、古い酒蔵や伝統的な町並みが今も残っています。

川沿いの風情ある景観や、石畳の道に昔ながらの建物が並ぶ姿は、歩くだけでその魅力を感じられます。また、京都特有の控えめで落ち着いた雰囲気が、この街の魅力をさらに引き立てています。

そんな伏見桃山を、自転車でぶらりとひと回りしてきました。
月桂冠大倉記念館
歴史を感じる月桂冠大倉記念館。伏見の酒造りの伝統が今に続いているこの場所では、まるで時間がゆっくりと流れているようです。
十石舟が運航する宇治川の派流
宇治川の静かな流れに十石舟が浮かぶ風景が有名です。この日はちょうど船が出発したところで、写真を撮ることはできませんでしたが、その瞬間を目にすることができました。水上から伏見の街を楽しむ風情ある光景をいつか味わってみたいと思います。
辨財天長建寺
本堂では弁財天を祀っています。弁財天は、財運や芸術、学問の神様として広く信仰されており、長建寺の弁財天は商売繁盛や開運のご利益があるとされています。
鳥せい本店
地元で愛され続ける鶏料理の名店、鳥せい本店。夕方前にも関わらず、多くの人が暖簾をくぐっていきました。神聖酒造が運営しています。
ローソンの看板
京都ならではの少し落ち着いた色合いのローソンの看板に出会いました。街の景観に溶け込むよう配慮されていて、京都の街並みを大切にしていることが伝わってきます。
伏見桃山を巡ってみると、街全体に漂う穏やかで心落ち着く雰囲気がとても印象的でした。機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。