かつて貿易船や客船の航路として栄えた門司港!
『旧門司三井倶楽部』は三井物産の社交の場として、大正10年(1912)に山手(門司区谷町)に建設されました。
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1990〜1995年に渡って移築工事が施され、現在は駅前にあります。
ちなみにこの建物は、移築工事が開始された1990年に国の重要文化財に指定されました。
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随所にアール・デコ調の装飾が見受けられる1Fホール。
1Fには焼きカレーが食べられるレストランもあります。
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2Fには「アインシュタイン メモリアルホール」があり、
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アインシュタインが夫人とともに滞在した部屋や
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使用したバスルームをお目にかかれる他、
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アインシュタインのサイン入り扁額(レプリカ)も見ることが出来ます♪
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アインシュタイン夫妻の写真も展示されています。
アインシュタイン夫妻が来日したのは、1922年。
日本の出版社である「改造社」からの招待があったからだそうです。
同年11月17日〜12月29日の43日間に渡る講演の旅のうち、
5日間をこの『旧門司三井倶楽部』にて過ごしました。
ここでバイオリンを弾いていた、というエピソードも紹介されています。
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2Fにはもう一つの見どころ「林芙美子」記念室があります。孤高の女流作家・林芙美子の作品や、放浪の人生を学ぶことができるコーナーで、見応え抜群でした。
残念ながらこちらは撮影NGなので、1Fにあるパネルをパシャリ!
駅から1分の『旧門司三井倶楽部』。
門司港レトロ地区巡りは、ここからのスタートがオススメです♪