「門司港レトロ展望室」の足元に、印象的な赤煉瓦の洋館があります。
門司港レトロ地区が”レトロ”たる所以を感じるこの建物は、『大連友好記念館』!
日中友好の象徴的存在であり、中国・大連市のドイツ風建築「東清鉄道汽船会社事務所」がモデルになっています。
現地の煉瓦や御影石が使用されており、現地生産物を輸入する過程で、コミュニケーションを図り、関係を深める狙いもあったそうです。
入って振り返ると、扉のデザインがとても可愛らしいことに気がつきました。
上下にあしらわれたお茶碗のようなシルエットがキュートです。
玄関のアラベスク(のような)タイルも、また素敵です。
1階は「大連あかしあ」という中華料理店ですが、残念ながらこの日はお休み。ということで、2階を見学してみました。
2階は誰でも自由に使用できる休憩エリア。
こちらは談話コーナーとなっています。
門司港ウォークで疲れたら、ここのソファでゆったりするのも良いですね。
市松模様の床が目を引くこのエリアは、「魔法の小部屋」。
ぽつんと設置されたメルヘンな空間が、なんだかチャーミングですね。
窓際には、ポップなカラーリングのピアノが置いてあります。
これは僧侶で画家のとよだまりささんがペイントしたものです。
音楽家の引田香織さんが弾き語りをする中、画家のとよださんが絵筆をとり描き続ける・・・という、ユニークなライブを行い、その時の記念ピアノがここに置いてあるのだとか。
見どころたっぷりの『大連友好記念館』。じっくり見ると、建築のこだわりや意匠を凝らしたデザインにうっとりしてしまいます。
ぜひ立ち寄ってみてください^^