湯村山城跡
観光・その他
山梨県甲府市湯村3丁目8−478−153
[地図]
山梨武田史跡巡り〜甲府北エリア⑤「湯村山城跡」〜
観光・レジャー
山梨県・湯村山
山梨武田史跡巡り、甲府北エリアのラストをかざるのは甲府市湯村という場所に位置する湯村山にかつて築かれた「湯村山城跡(ゆむらやまじょうあと)」です。
地元でも歴史好きな方でないとややマイナーな印象の史跡ですが、役割としてはとても重要なお城だったんです。
武田神社の回でもさらっと書きましたが、躑躅ヶ崎館は防御力が優れているわけではありません。
そこで信虎公は躑躅ヶ崎館を居館にした際、甲府北エリア③で紹介した「要害城」やこの「湯村山城」を築城して防備を強化したわけです。
ではさっそく、探索してみましょう。
ここにアクセスするには、近くにある緑ヶ丘スポーツ公園に車をとめて行くのが一番わかりやすいと思います。
登山道の表示があるのでスタートはわかりやすいです。
登山道と言っても、要害山城ほどの山ではないので気軽にウォーキング気分で登るのもありだと思います。(今回もコンバースのスニーカーで行きました。w)
道が遊歩道になっているのでだいぶ歩きやすかったです。
登ると途中で見える風景です。すでに甲府盆地がけっこう小さく見えます。
偶然こんなものに出くわしました。
これは珍しい古墳で、「積石塚(つみいしづか)」と呼ばれるものです。どうやら、甲府でも一部周辺地域にしかないもののようで、これには私も驚きました。
ここからさらに山を登っていくと、お目当の一つ「烽火台(のろしだい)」に到着しました。これは当時の烽火台を復元したものです。
信玄公は情報網を張り巡らし、烽火によって迅速に甲府まで情報が伝達されてくるよう整備していましたが、その重要拠点の一つがこの湯村山でした。
烽火台から先は道がややハードなのでお気をつけください。
この先には、、、
湯村山城からみる甲府盆地です!要害城ほどではないにしても、充分に甲府盆地が望めますね。
さぞ標高446mの高さを活かして、武田家の情報・防御拠点としての役割を存分に発揮したであろうことがうかがえます。
マイナーな史跡ではありますが、ここは山梨県内に残る数少ない武田家の城と呼ぶものなので是非紹介したいと思い今回のテーマのラストにさせていただきました。
史跡に興味がなくても、散歩コースとして来られる方もかなりいたので、運動がてら来てみるのもおすすめです。
今回の湯村山城跡をもって、山梨武田史跡巡り〜甲府北エリアを終了させていただきます。
甲府北エリアだけでも武田家の歴史にふれるのに充分な史跡がありますので、是非観光のご参考にしていただければと思います。
ご覧いただきありがとうございました。