大宮盆栽美術館
観光・その他
埼玉県さいたま市北区土呂町2丁目24−3
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枝葉の先まで静かな美しさ「大宮盆栽美術館」
趣味・カルチャー
埼玉県・さいたま
はるばる愛知県から新幹線に乗って行ってきました「さいたま市大宮盆栽美術館」!
長年盆栽を愛してきた夫が一度は行ってみたかったというこちらの美術館は、埼玉県の大宮にあります。
ちなみに夫は趣味が渋すぎて同年代の盆栽好きに出会ったことがないそうです。(笑)
趣が美しい建物です。
周囲の環境整備はさすがといった感じで、とてもきれい。
エントランスでは椿がお出迎えしてくれました!
この盆栽が美しいのはもちろんなのですが、空間そのものが絵画のような佇まい。
盆栽には表と裏があるそうですが、どこから見ても佇まいが静かで美しいです。
展示室の盆栽や茶室や床の間を模した展示も素晴らしかったですよ。
展示室内は撮影NGだったのでぜひ足を運んでほしいと思います!
庭園に出ると大きな盆栽がいくつも展示してありました!
素人目にもわかるくらい手入れが行き届いている庭園。
こちらの梅の盆栽はかわいい花を咲かせていて、ほんのりよい香り…。
とても大きい盆栽たちです。
盆栽といえばミニ盆栽からふつうの鉢植えのようなサイズまでさまざまですが、こちらに展示されている盆栽はとても大きいんです。
それもそのはず、樹齢100年~なんと1000年のものまで…!!
軽く何倍も年上でした。(笑)
長い年月をかけてたくさんの人によって手入れされ、何代ものバトンパスを経てここにある…。
そして私たちは盆栽たちの過程の途中を見ているに過ぎないのだなあと思わされます。
もうね、小さな花を咲かせる健気さがとてもいいんですよ。(笑)
こちらの五葉松「うず潮」は幹の部分がうねっています。
よく見ると他の幹より白いのがわかるでしょうか。
白い部分はもう死んでいるんです。
ひとつの盆栽に生と死があるというわけですね。
盆栽っておじいちゃんの趣味でしょ?と思うかもしれませんが、とても奥が深いです。
「なんで枝葉がこんなに細かいんだろう?」
「どうやって一部の幹や枝だけ枯らすんだろう?」
「この下に下がって上に上がる枝のうねりは作れるの?」
「そもそも盆栽の盆って??」
などなど、よ~く見て観察するとふしぎに思うことがたくさん。
先入観を一回置いといて、興味を持ってみると意外と面白いですよね。
また、絵画やアートが好きな方は盆栽を見るのもきっと好きだと思います♪
関東近郊にお住まいの方はぜひ足を運んでみてくださいね。
「さいたま市大宮盆栽美術館」
所在地:埼玉県さいたま市北区土呂町2丁目24−3
開館時間:9:00~16:00
定休日:木曜日
入場料:一般 310円高大生・65歳以上 150円
小中学生 100円