たけふ菊人形
観光・その他 福井県越前市高瀬2丁目 武生中央公園内   [地図]
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エミカ
2023-10-30 14:22
たけふ菊人形で非日常を満喫【11月5日まで】
観光・レジャー 福井県・武生
観光・レジャー 福井県 武生
『たけふ菊人形』は、福井県の中でも秋の風物詩的イベントの1つです。
毎年10月上旬から11月上旬まで、武生中央公園にて開催されます。
その期間は公園の敷地が鮮やかな菊の花で彩られ、遊園地やフードコートで盛り上がり、OSK日本歌劇団のレビューショーが公演されます。

今回は、別名『福井のディズニーランド』とも言われる盛り上がりを見せるイベントの魅力をレポートしていきます。
『たけふ菊人形』のメインは、何と言ってもこの大輪の菊たち!
地元の菊師や菊愛好家、学校の児童生徒たちが育てた菊が展示されます。

その歴史は戦後復興後すぐ、1952年まで遡ります。
当時武生市(現在の越前市)は、北陸有数の菊の産地であり、多くの菊づくりの
職人たちが寺の境内などで菊の展示を行っていました。

そこで当時の市長は菊を通して明るい街を作るために、すでに開催され成功している大阪府枚方市の菊人形をモデルにして開催されたのが始まりです。
「武生菊花同好会」を発足し、地域の菊づくりの職人たちの力を合わせ、たくさんの菊を出品し、地域の人々に愛されるイベントに成長していきました。

2011年からは、マスコットキャラクター「きくりん」がデビュー。
着ぐるみなどでイベントを盛り上げることも!
たけふ菊人形には、毎年テーマがあります。
2023年はこころ花やぐ 越前たけふ絵本旅
絵本や文学をイメージした菊人形が展示されています。
『雪の女王』や『ジャックと豆の木』、写真にはないですが『一寸法師』『ブレーメンの音楽隊』もありました。
華やかでファンタジーな世界観には子どもたちも夢中。
まるで物語の中に入り込んだようです。

毎年ストーリー性のある菊人形の展示がされており、1969年から2018年まではNHK大河ドラマをモチーフにした菊人形が作られていました。
2024年から放送予定のNHK大河ドラマ『光る君へ』をモチーフにした、少女時代の紫式部とその父の菊人形もありました。

紫式部は、少女時代を越前市で過ごしており、縁のあった場所でもあります。
ただ、紫式部自身は福井県の湿気のある気候があまり好きではなかったようですが…

来年の大河ドラマで描かれるエピソードが楽しみになりますね。
会場である武生中央公園を菊で彩ったアートガーデンも「映えスポット」として人気です。
噴水広場の周りを菊で飾り、噴水と鮮やかな菊のコラボレーションが美しく、記念写真を撮るお客さんも多くいました。
菊の中には近隣学校の生徒が育てたものもあり、まち全体で作られているイベントということが実感できますね。
たけふ菊人形の会場・武生中央公園ではメリーゴーランドやモノレール、バイキングなどの遊園地があることも魅力です。
通常は土日のみの運行ですが、たけふ菊人形の開催期間は毎日遊園地で遊ぶことができます。
今回筆者は、1歳の長男と共に平日に行きましたが、ゆっくり楽しむことができました。
親子連れや遠足の子どもたちも多く、賑わいを見せていました。

福井県内には遊園地が少ないため、地域の子どもたちが遊園地で遊べる貴重なスポットでもあります。
いかがでしたか?

鮮やかな菊たちがファンタジックな世界観を創り、福井の秋の行楽を盛り上げる『たけふ菊人形』。
ストーリー性のある菊人形や大人も子どもも楽しめる遊園地、秋晴れに映えるアートガーデンなど、非日常に浸れることでしょう。

2024年には新幹線も通ることから、これからより盛り上がりを見せてくれそうなイベントです。
2023年の開催は11月5日まで。
開催期間は残り少ないですが、足を運んでみてはいかがでしょうか。
第72回2023たけふ菊人形

開催場所 武生中央公園
〒915-0832 福井県越前市高瀬二丁目

開催期間 
2023年10月6日(金)〜2023年11月5日(日)
9:00〜17:00
※10月19日(木曜日)は休園日です。

入場無料
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