伯耆古代の丘公園
観光・レジャー
鳥取県米子市淀江町福岡 1529番地
[地図]
伯耆古代の丘公園「お花見ウォーク」桜の中で古墳、古代人を思う
観光・レジャー
鳥取県・伯耆古代の丘公園
伯耆(ほうき)古代の丘公園は、向山(むこうやま)と瓶山(かめやま)の両方の古墳群に囲まれた米子市の淀江平野にある公園です。
名水や温泉、トラフグ養殖の「白鳳の里」のすぐ隣にあります。
この辺りには古代5世紀末~6世紀末の古墳時代に造られた前方後円墳など17基の古墳が分布しており向山古墳群と呼ばれています。
実は、鳥取県は全国で5番目に遺跡の数が多い県で、さらに遺跡の密度に置いては第2位!まさに遺跡王国ともいえる土地柄です。
復元された帆立貝式古墳や住居が見学できる他、ここでは四季折々の花が楽しめるのが魅力です。
「古代ハスの園」には推定2000年の「大賀蓮古代のハス」の種から栽培したハスの花が6~8月に開花します。
また「万葉の園」では万葉集に登場する古代の草花や樹木が109種ほど見られます。
花を目的にするなら、やはり他では見られない大輪の古代ハスが咲く時期に訪れるのが最高なのですが、今回は桜の時期に開催される花見ウォークに参加して副館長のガイド付きで園内を回りました。
ここが古代ハスの園です。6月から8月には数々のハスの花が咲きます。推定2000年の「大賀蓮」が人気ですが、他にも約40種のハスが咲く光景は圧巻の眺めです。
ほぼ満開に近い桜を見ながら、古代人の生活へと思いを馳せます。
これが復元された帆立貝式古墳です。多くの埴輪もありました。
帆立貝式古墳のずっと手前側には瓶山4号墳があります。
高さ15メートルの 高床 ( たかゆか ) 建物は公園内どこからでも見えます。
5、6世紀にこんなに高い建物を建てる技術があったとは驚きますね。
これも復元された竪穴式住居です。中にも入れます。
中央に焚火をするために穴が掘ってありました。
広場を過ぎて一度平野部に降りた後、向山に登って岩谷古墳を見学します。
岩谷古墳は数少ない整備された古墳で希望者は中に入れます。
この辺り、蛇も出るらしいのでガイドさんが先に入ってチェックされました。
腰をかがめて小さくなって入るのが結構大変でした。
この日はコウモリが1羽御在宅でした。いきなり人間が大勢がやってきて驚いたでしょう。日中は睡眠中のためか、幸いにもじっとしていてくれたので助かりました。
向山からの眺めは素敵でした。遠くには日本海、さらに島根半島も見えます。
古代、この辺りは海産物も山の幸も豊富な住みやすい土地だったのでしょうね。
桜や春の花々を見ながらの1時間ほどの花見ウォーキングの最後は、米子名物丸京のどら焼きと地元のお茶をいただき終了です。参加費は100円でした。
公園内には古代ハスを始めとして四季折々たくさんの花が楽しめますが、新しく子供たちが遊べる遊具付きの広場も整備されたので家族連れにもおすすめです。
なんといっても入場無料で気軽に行けるのがいいです。
開園:9:00~17:00 ※ハスの時期は朝早くから開園
休園:第2、第4水曜日