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仙台市天文台限定の「コズミックキャンディ」シリーズは現在も売れ筋ナンバーワン。「アースキャンディ」は地軸の傾き通り23.4度傾けて召し上がれ。
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観光・レジャー
宮城県・仙台市
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建物の形状から、よく「バケツを逆さにしたような」と(良い意味で)例えられている仙台市天文台。2008年に大町の西公園から現在の場所に新築移転しました。ハイブリットシステムのプラネタリウムや、宇宙について模型や映像を使って楽しく学べる展示室、国内最大級の大きさを誇る口径1.3mの「ひとみ望遠鏡」を備えた国内でも最大規模の天文台です。
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1Fのコンコースには西公園時代に使用していた機器が展示されています。
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しかし今回ご紹介したいのは現在の天文台で限定販売している御土産なのです。来年で開設70周年を迎える仙台市天文台は2014年から天文台オリジナルグッズとして「アースキャンディ」の販売を始めました。それが2015年の夏に突然、ツイッターなどのSNSで拡散され、1週間もしないうちに再入荷分約400個が即日完売。いわゆる「バズった」んですね。その人気は落ち着いては来ましたが今も健在です。1本280円ですが、限定品なので仙台のお土産としてはちょっと気が利いていて、貰った方も喜んでくれるのではないでしょうか。
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キャンディにプリントしてある地球の画像はNASAが撮影したホンモノです。宇宙に浮かぶ青く輝く地球の姿を再現した『アースキャンディ』にロマンを感じる方もいらっしゃるのでは。召し上がる際には「地軸の傾きに合わせ、23.4度傾けてどうぞ」と言い添えるほどのこだわりようです。また、アースキャンディを発売した翌年に皆既月食が見られた時に「ムーンキャンディ」も新たにラインナップに加わりました。こちらは仙台市天文台が独自に撮影した月の画像を使っています。現在は「オーロラ」「ジュピター」「プレアデス」…確かもっとあったような。
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他にも、天文台だからこそ、といった普段はなかなか出会えない「宇宙食」等の品揃えも豊富なので、見ているだけでも楽しいですよ。キッチンカー風の「そらカフェ」では星にちなんだドリンクや軽食もあります。アクセスには車が便利ですが、仙台駅前から秋保温泉に向かって走っている「タケヤ交通」も秋保温泉の手前に「天文台前」というバス停を設けています。
今回は触れませんでしたが、近未来的な建物の中の展示やプラネタリウムもかなり本格的なので、たっぷり時間を取って星との対話を楽しんでくださいね。