引接寺(千本ゑんま堂)
観光・レジャー 京都府京都市上京区閻魔前町34   [地図]
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くま
2024-06-07 23:08
地獄で苦しむ紫式部を供養するために建てられた供養塔
観光・レジャー 京都府・鞍馬口
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閻魔大王をまつる引接寺(いんじょうじ)は「千本ゑんま堂」の通称で知られています。
平安時代初期の学者であり、歌人の小野篁(おののたかむら)には、現世とあの世を行き来して、閻魔大王とも交流があったという伝承があります。
その篁が閻魔法王の姿を刻み、祠を建立したのが引接寺の始まりであるとされています。
引接寺の境内の奥には、高さ6メートルほどの大きな石塔が建てられています。
この石塔は、紫式部が死後に地獄に落ち、苦しんでいるのを供養するために建てられたという伝承があり、「紫式部供養塔」と呼ばれています。
それにしても、なぜ紫式部が地獄に…?
その理由は、『源氏物語』が世の風紀を乱したとして、作者である紫式部が地獄に落とされたという伝承があったから。
石塔は貴重な十層の多重石塔で、国の重要文化財に指定されています。
閻魔大王や小野篁が前面に押し出されている引接寺ですが、紫式部や『源氏物語』の聖地巡礼にもぜひ。
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