大山寺 - 鳥取県西伯郡
観光・レジャー
鳥取県西伯郡大山町大山9
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有形文化財「大山寺」古の山岳信仰を伝える歴史と文化
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鳥取県・大山寺
大山隠岐国立公園に指定され中国地方最高峰の大山は、今ではすっかり登山やキャンプ、そしてソフトクリームで有名な山。近隣の住民からは「大山さん」と親しまれていますが、昔は厳しい信仰の山でした。
長らく信仰の山だった大山は、ピーク時にはなんと100を超える寺院と3000人以上の僧兵を有し、比叡山、吉野山、高野山にも負けない隆盛を極めました。
出雲風土記には「大神岳」とか「火神岳」と記され、まさしく大山は「神の在ります山」として崇拝されていたことがわかります。
大山寺はその中核的な存在のお寺です。
大山のメイン通り大山表参道を登って行くと突き当たりに大山寺の山門と階段が見えます。
階段下を右に行くと佐陀川、そしてそこは「賽(さい)の河原」もあり、お盆になると人々がお供え物を持ち寄る厳粛な祈りの場所になっています。
左に行くと大神山神社(おおがみやまじんじゃ)です。ここはパワースポットの1つで700mの自然石の参道は長さ日本一、そして日本でただ1つの青い鳥居があることで有名な神社です。
大神山神社の参道に一歩踏み込むと、新鮮な山の空気と神聖な空気感に包まれ、この場所に身を置くだけで心が洗われます。
大神山神社の参道に一歩踏み込むと、新鮮な山の空気と神聖な空気感に包まれ、この場所に身を置くだけで心が洗われます。
大山寺は、創建が奈良時代の718年で、現在本堂と鐘楼が国指定有形文化財になっています。
とはいっても、本堂も鐘楼も火災によって焼失したため、現存する本堂は昭和26年に鐘楼は昭和25年に再建されたものです。
なかなか重量感のある大山寺の山門をくぐります。ここの階段を皮切りにかなり急な石の階段が続きます。
とはいっても、本堂も鐘楼も火災によって焼失したため、現存する本堂は昭和26年に鐘楼は昭和25年に再建されたものです。
やっと本殿に着きました。国指定有形文化財に指定されている本殿と右にあるのが鐘楼です。
大山の過酷な自然にさらされているのでしょう、かなり傷んだ感が否めません。がこれも歴史の重さを伝えているのでしょう。
体力に自信がある方には、賽の河原へと下る僧兵コースもおすすめです。
清流沿いを歩く心地良いハイキングコースです。
大山寺近辺は毎年5月の「御輿行幸」や6月の「大山夏山開き祭」で賑わいます。
大山寺
住所:〒689-3318 鳥取県西伯郡大山町大山9
電話:
0859-52-2158(大山寺)
0859-53-3136(商工観光課 文化財室)
住所:〒689-3318 鳥取県西伯郡大山町大山9
電話:
0859-52-2158(大山寺)
0859-53-3136(商工観光課 文化財室)