天得院
観光・レジャー 京都府京都市東山区本町15丁目802   [地図]
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fujika
2024-07-05 18:00
【天得院】東福寺塔頭寺院で咲きそろう桔梗
観光・レジャー 京都府・天得院
観光・レジャー 京都府 天得院
京都東山にある東福寺には多くの塔頭寺院があります。
その中の1つ・天得院は桔梗の寺として知られ、毎年6月下旬から7月中旬ごろまで特別拝観が行われます。
杉苔が美しい枯山水庭園には、紫や白の桔梗が凛とした姿で咲きそろっています。
天得院は、南北朝時代の正平年間(1346~1370)に、東福寺第30世住持・無夢一清(むむいっせい)が開創した寺院で、東福寺五塔頭として栄えたそうです。
東福寺第227世・文英清韓(ぶんえいせいかん)が住持となった安土桃山時代のことです。
清韓が豊臣秀頼の依頼により、方広寺の鐘銘を選びますが、その銘文の中にあったのが「国家安康、君臣豊楽」の文字。
この文字が徳川家を呪うものだとして、清韓が徳川家康の怒りを買ったため天得院は取り壊されてしまいました。
現在の天得院は、天明9年(1798)に再建されたもので、明治元年(1868)には塔頭寺院・本成寺と合併し、現在に至っています。
建物は取り壊されていますが、こちらの庭園は桃山時代に作庭されたそうで、本堂から見通せるほどのこじんまりとしたものですが、紫と白の桔梗が見事なコントラストを見せてくれていました。
境内ではお抹茶とお菓子をいただきながら桔梗を眺めることもできますよ!
特別拝観は、秋の紅葉シーズンにも行われます。
秋はライトアップイベントもあり、美しい紅葉が楽しめます。
天得院特別拝観情報
  • 住所 京都市東山区本町15-802
  • 令和6年度夏の特別拝観期間 6月28日(金)~7月17日(水)
  • 拝観時間 9:00~16:00(16:30終了)
  • 拝観料 一般500円/小中学生300円/お抹茶とお菓子800円
  • 期間限定特別御朱印あり
アクセス(最寄り駅)
  • 京阪本線・JR奈良線「東福寺」徒歩約7分
  • 京阪本線「鳥羽街道」徒歩約7分
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