長走風穴館
観光・レジャー
秋田県大館市長走長走362−6
[地図]
暑い日に天然の冷蔵庫はいかが?
観光・レジャー
秋田県・長走風穴
ここは、大館市長走にある風穴とその資料館です。
この風穴は真夏のどんなに暑い日でも、常に5℃程度の自然の冷気が噴き出しています。
明治時代にはその冷気を利用して、天然の冷蔵庫として農作物の倉庫として利用されていました。
この風穴現象、実はなぜ起こるのか現在でも定説がありません。
定説はありませんが、風穴からは今日も冷風が噴き出しています。
保存展示された風穴倉庫の入り口は、内外の温度差で結露が凄いですね。
この風穴、国見山という山の麓にあるんですが、吹き出し口は1箇所だけではありません。
保存展示されているのは1号倉庫だけですが、冷気の吹き出し口は実はたくさんあるんです。
その多くは倉庫跡として林業遺産として登録されました。
また、至る所に冷気の吹き出し口があることで、この付近は周囲より気温が低くなっています。
そのため、標高が200m無いにも関わらず、標高1,000m程度の高山植物が群生しているのです。
とっても珍しいですね。
この高山植物の群生は「長走風穴高山植物群落」として、国の天然記念物として指定されているほどなのです。
このように『長走風穴』は暑い日の避暑地としても、珍しい高山植物を手軽に鑑賞する場所としても、とっても貴重な場所なんです。
皆さんも大館市にお寄りの際は、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。