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京都で愛され続ける 冬に訪れる福の味

グルメ・お店
京都府・西陣
京都の老舗和菓子店「鶴屋吉信」が手がける「福ハ内(ふくはうち)」は、節分の豆まきでおなじみの「福は内」という言葉にちなんだ縁起の良いお菓子です。
この名前には「福を招く」という願いが込められています。

このお菓子は、福を呼ぶとされる「お多福豆」をイメージした、ふっくらとした焼き菓子です。
美しい黄金色は、たっぷりと使われた玉子の黄身によるもの。しっとりとした「桃山生地」で、なめらかで上品な甘さの白あんを包み、口当たりよく仕上げています。
白あんには、備中白小豆と手亡豆をほどよく炊き上げたものを使用しており、やさしい甘みが広がります。

この「福ハ内」が楽しめるのは、冬の季節だけ。その愛らしい形や確かな味わい、縁起の良い由来から、京都では100年以上にわたり、お歳暮やお正月、節分の贈り物として親しまれてきました。
寒い季節にぴったりの、福を呼ぶ和菓子「福ハ内」。特別なひとときのお供にいかがでしょうか。