能登演劇堂
趣味・習い事・教室 石川県七尾市中島町中島上9   [地図] [地図]
yasuka
2025-03-30 10:00
7
「まつとおね」令和6年能登半島地震復興祈念公演 能登演劇堂舞台劇
趣味・カルチャー 石川県 七尾市
趣味・カルチャー
石川県・七尾市
能登半島地震で被害を受けた七尾市の能登演劇堂。
照明など被害があり、修繕を経て、震災後初となる舞台が「おねとまつ」です。2025年3月5日から3月23日まで上演されていました。
なんと、文化庁演劇・音楽に関する芸術鑑賞体験支援により、高校生以下は無料。同伴者は半額料金というありがたい料金設定。
俳優の吉岡里帆さんが前田利家の妻まつを、蓮佛美沙子さんが豊臣秀吉の妻おねを演じます。

ダブル主演の2人芝居「まつとおね」。

戦国の世を生き抜いた前田利家の正室「まつ」と豊臣秀吉の正室「おね」の友情や平和への祈りを描いていています。
脚本はNHK大河ドラマ「天地人」などで知られた作家 小松江里子氏。
七尾市出身の近藤由紀子氏が企画・キャスティング・プロデュースを手掛けます。
「能登演劇堂」は、仲代達矢氏率いる無名塾と七尾市中島町との交流により誕生した、日本で唯一、自然と舞台とが一体となった演劇専用のホールです。

演劇に携わる人であれば、一度は見てほしい舞台。
なんと、舞台奥の大扉が開くと、そこには能登の雄大な自然が広がり、自然と舞台が一体となる世界的にも珍しい舞台機構になっています。

今回の「まつとおね」ではどんな形で自然の舞台を使うのかも見ものでした。
吉岡里帆さんと蓮佛美沙子さんの演技は圧巻でした。
2人芝居なのに、もっと多くの人も出ている、そんな気持ちになります。夫である前田利家や豊臣秀吉、淀殿、子どもたち、徳川家康なども2人の会話から感じ取れるのです。

そして、夫が足軽時代の頃は10代後半~20代、醍醐の花見は50代、江戸で人質になってからの再会は60代と、かなり幅広い年代の2人を見事に演じ切っていました。
「能登演劇堂」は、仲代達矢さんの無名塾が公演をメインで行っています。
また無名塾の劇も再開されていきます。80歳を過ぎてもなお、現役の仲代さんの演技も見たいなと思います。
【能登演劇堂】
住所:石川県七尾市中島町中島上9
電話:0767-66-2323
https://engekido.com/
Success!