鏡容池は、龍安寺の境内の中心にある大きな池です。
龍安寺といえば石庭が有名ですが、昔はこの池のほうが有名で、かつてはおしどりが生息していたため「おしどり池」と呼ばれていたそう。

龍安寺自体、貴族の別荘として使われていた時期もあり、この鏡容池も貴族の憩いの場だったのだとか。
周囲は回遊式庭園になっていて、池の周りをのんびりお散歩できます。
時代劇にも使われそうな雰囲気ですね。
池の途中に、水分石(みくまりいし)という札が立っています。
見ると、水面には二つの岩が浮いています。
元々は灌漑用のため池だった鏡容池。この岩が水深を測る役目をしているのだそう。昔の人の工夫ですね。
木々はほんの少し紅葉していましたが、まだまだのよう。
奥には借景として朱山や衣笠山が見え、自然豊かな場所です。

龍安寺・鏡容池の情報
京都市右京区龍安寺御陵ノ下町
拝観時間:8:00~17:00