オープンデータの利用を促進するためのイベントが金沢で開催されていたので、参加してきました。

私の知っているコード・フォー・カナザワの代表理事の福島さん、そして雄谷さん、佐々木さんも登壇されるとのこと。
オープンデータ・デイとは?
オープンデータ・デーは、毎年世界中で開催されるオープンデータの祭典です。世界中のコミュニティが、今日それぞれでオープンデータを利用するローカルイベントを開催します。

https://opendataday.org/ja/ より引用

金沢市は結構前からオープンデータデイを開催していたそうです。
1.マップを使ったデータ分析・活用入門
(羽生田 文登 氏 Code for Noto 代表理事)
会社員をしながら石川県庁でデータアナリストとして登庁している羽生田さん。
能登復興にも尽力しており、データを上手に扱って「見える化」をしていました。 
紹介されていたのが「NOTOまちづくりタイムライン」。
能登全体で分散して行われている地域・協議会の活動をカテゴライズして、時系列順で見れるようになっていした。
また、AIを使った取り組みも行っていて、これからの活動がとても楽しみです。
2.オープンデータ活用 石川県の挑戦
(山崎 祐輔 氏 石川県デジタル推進監室)
次は石川県の職員の中でも、デジタルを推進する部署から、石川県がオープンデータをどのように公開しているのかを取り組みを紹介してくれました。

石川県は都道府県の中でもオープンデータを進めている県です。
県内の市町村とも連携して県のポータルサイトで公開しているところは珍しいとのこと。
いろいろなデータを公表しているので、のぞいてみよう!という気持ちになりました。
3.地域課題を考えるワークショップ
(北野 菜穂 氏 アスコエパートナーズ 取締役 )
ワークショップでは、各テーブルで、困りごとについて話し合いました。
私のテーブルで出た話題は除雪と通学路。

どんなデータがあったら可視化できるのでしょう。
金沢市内の細かい積雪量が知れたら、積雪が多いところから除雪できるかもしれない
リアルタイムで情報交換でできたら、高齢者の多いところに雪かきのお手伝いを派遣する人数の割り振りの参考になるのでは。

除雪車は幹線道路を除雪するので、終了している道を知れたら、除雪されてない道を通って雪でハマる確率が減るかもしれない。

雪捨て場が足りないという現状、地域で雪捨てOKの場所を先にマッピングしておいて、雪が降ったら共有できたら道が狭くならないかも。

と天気に左右されることなので、難しいかもしれないですが、雪問題は切実ということがわらりました。

通学路については、事故の件数などを地図で示して、見守りする場所を変更したり、通学路の変更を検討する材料を集められるのではという意見が出ました。
4.オープンデータデイ特別講演
(福島 健一郎 氏 Code for kanazawa 代表理事)
金沢市のオープンデータにも尽力しているCode for kanazawa 代表理事 福島 さんの講演です。
いまさら聞けないオープンデータ入門ということで、そもそもどうしてオープンデータという概念が生まれたのか、そのきっかけのところからわかりやすく解説してもらいました。

そして、ホームページで公開しているだけではオープンデータにはならないことも。ホームページは著作権法の元にあるので、勝手に使ってはいけません!

行政のオープンデーター化とともに企業のオープンデーター化も進めていけたらもっともっと活用できる幅が広がるのだそうです。
5.デジタルマップ制作ワークショップ
(雄谷 峰志 氏・佐々木 修吾 氏 Code for Kanazawa)
最後のワークショップは、実際にGoogleのマイマップを作ってみました。
まずはデモンストレーションで、石川県のオープンデータや金沢市のオープンデータを使って、会場があるのまち創造館の周辺の交通事故の死傷者、校区などを組み合わせてマイマップを作っていきました。

オープンデータをどうやって取り込めばいいのか、上手く取り込めない理由など、その場でやってみてわかることがたくさんありました。
オープンデータって聞いたことはあるけれど、どうやって活用されているのか、実のところはよくわかっていませんでした。

今回参加して、オープンデータを活用して、市民活動にも役立てることができそうだなという気付きになりました。