島根県の大根島は、日本一の牡丹の産地です。
毎年、春のGWには園内の池に3万輪の牡丹の花を浮かべる池泉牡丹(ちせんぼたん)が行われます。

2025年はこの池泉牡丹のイベントが始まって10回目の記念すべき年です。
なんでも牡丹の花になぜかダリアも混ざっているらしいと聞き、真相を確かめに行ってみました。

入ってすぐのエリアは、いつもながらの牡丹の花だけでした。
池泉にも見事な牡丹の花が浮かんでいました。
緑も鮮やかな新緑の季節、牡丹とのコラボが美しいです。
池を見てUターンすると、、、ありました!ダリアの花が混ざっています。
本来ダリアの花は、秋10月に池泉に浮かべられるイベント「池泉天竺牡丹」
で登場するはずの花です。
※天竺牡丹とはダリアの古称です。

どうしてこの時期にダリアが登場したのでしょうか?
園内で作業中のスタッフにお聞きしたところ、今年は牡丹の開花が遅れたそうです。春になっても冬に逆戻りを繰り返したのが影響したとのこと。

そこで、苦肉の策としてダリアを混ぜたのだそうですが、ちょうど10周年の記念の年ということで、春と秋両方のメインフラワーが揃い踏み!という隠れテーマを含めての開催になったようです。なるほど・・・^^
今年は枯れた花を取り替える作業に加えて、咲き始めたボタンを追加する作業も行われていました。
そして、爽やかなお二人のスタッフがされていたのは、地面を平らにして花を入れる器を並べる作業でした。
翌日はGWの最終日、黄色の牡丹を浮かべる「黄金の池泉牡丹」が開催されるのでその準備です。

なぜこんなギリギリのタイミングで基本作業をされていたかというと、黄色の牡丹の数が足りず、今年は開催中止と公式サイトでもアナウンスされていました。
が、実際の現場に来られていたお客さん達が「開催されるそうだ」と言われていて、一体どっちなんだろう?と。

そこでスタッフに確認したら、花が一気に開花して数が揃いそうなので急きょ開催が決まったとのこと。
生身の自然を相手にしていると仕方ないかもしれませんが、ギリギリまでご苦労があるのですね。
由志園では、少しだけ改まった集まりにも利用できる園内のレストランも人気です。
今回のような状況もあるので、大根島の由志園で牡丹やダリアのイベントに来られる際には、最新の情報を得られることをおすすめします。

島根県は紫陽花の産地でもあります。改良されたたくさんの品種はどれも美しくて目を惹きます。
きっとお土産にも喜ばれる人気ものです。
由志園
住所:島根県松江市八束町波入1260-2
開園時間:10:00~17:00
休園日:年中無休(12月30、31日を除く)
入園料:一般800円~1,400円
※時期によって異なります
※2回以上来園する場合は年間パスポートがお得です
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無料駐車場:有り(バス50台 自家用車300台)