滋賀県には近江国の社と呼ばれている神社が4つあり、その一宮が「建部大社」です。

ちなみに二宮は「日吉大社三宮は「多賀大社四宮は「天孫神社です。

今回は中心の本殿からご紹介しましょう。
まずは公式より拝借した境内図
境内に入ると正面に「拝殿」があります。
拝殿と言うとシンプルなものが多いのですが、ここは本殿と勘違いしそうなほど立派です。

本殿」は、この裏にあります。
本殿と拝殿は屋根続きになっています。

左側が本殿で「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、右側には「権殿(ごんでん)」があり、「大己貴命(おおなむちのみこと)」が、祀られています。
本殿の傍には多くの末社もあります。
その近くに突然登場するのが「神馬社」。
トップ画にもしましたが、とても個性的なお姿。
もちろんお人形です。

大きな社なので、昔は本当に神馬が居たのかもしれません。

神馬社の傍には滋賀県内最古の「石灯籠」。
こちらは重要文化財に指定されています。

さて、本殿の裏にも注目したいものがあります。
祀られているというより置いてある感じなのですが・・・
上が「さざれ石」、下が「菊門石(菊花石)」です。
菊門石は、玄武岩に何らかの理由で菊のような模様が出ているものをいいます。

しかし何故このような模様が出るのか、理由は現在も分かっていないそうです。
皇室の菊の御紋に似ているため、大切に扱われています。

本殿裏から更に奥に行くと「水神社」があります。
この神社の御神水で、ここでは無理ですが社務所の近くで頂くことが出来ます。

ところで拝殿のすぐ前には御神木である「三本杉」があります。
大己貴命がこちらへ祀られた際に、一夜にして成長したといわれている不思議な木です。


良ければこちらもご覧ください。
【建部大社・重要スポット】御神水がいただける、水に関する見どころ



建部大社(たてべたいしゃ)
住所:滋賀県大津市神領1丁目16−1
参拝時間:5:00~17:00
拝観料:無料
その他:無料駐車場(普段は第一のみ、混雑時は第四まで開放)