2025年、福岡市にある福岡アジア美術館で「手塚治虫ブラックジャック展」が開催されました。
漫画の神様と呼ばれる手塚治虫。その代表作が「ブラックジャック」です。
読んだことはなくても名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
この展覧会は手塚治虫が残したブラックジャックの膨大な原画を展示し、令和の時代に改めてその魅力を再発見できるものでした。
命というテーマはもちろんのこと、医者や医療が抱える問題や矛盾。
時代を越えて心に訴えてくるさまざまなテーマがブラックジャックに中にはありました。
会場には大人はもちろん、小学生くらいの子どもの姿も多く見られました。
彼らからすれば古典といって差し支えないブラックジャックですが、彼らあるいは彼女たちがブラックジャックに触れて何を感じたのかとても気になりました。
そしてこれからも名作は人の心を時に厳しく追求し、時に優しく寄り添う。
それを感じることのできる展覧会でした。