おにぎりといえば、筆者の中では「時短飯」のイメージ。毎日食べる白ご飯を丸めて、少し味をつけて。いつしか形や具にこだわることこなくなり、力まかせにぎゅーっと固めて食べることが増えてしまいましたが…この日、おにぎりの原点を見つめ直せるようなお店に行ってきました。

佐賀市神野、通りから少し入ったところにある「おにぎり三拍子」。佐賀駅からも歩いてすぐです。シンプルだけど洗練された外観。右の小窓からはテイクアウト対応もされているようです。

メニューの木の板も可愛い♪これは一部。具材の種類が豊富で、期間限定のものもあったり、これは迷う!単品の他「本日のランチメニュー」(800円)があり、その日の組み合わせのおにぎりが3つとお味噌汁がセットになっています。

単品で「スペアリブ」(280円)、「かつお梅」(230円)と本日のお味噌汁(280円)を。おにぎり型のお皿、配膳スタイルもほのぼの。

スペアリブが入ったおにぎり、贅沢!でも食べてみると、お米とこんなに合うんだ…と感動。良い意味でおかず感を控えた、お米と互いに引き立て合うスペアリブ。甘く炊かれてホロホロの肉は、特製ソースがぎゅぎゅっと染みています。

こちらは期間限定の「野沢菜」。野菜、なんだけどご飯が進む。香りも良く、上品な味わいです。ふんわりと握られたおにぎりは、お米1粒1粒のふっくら感がよくわかります。佐賀県産の海苔とお米。身近な存在だけど、だからこそ贅沢感と安心感。素材の美味しさを噛みしめます。

お味噌汁の具材も日替わりだそう。この日はかぼちゃと揚げ。そしてお店で人気の「卵黄醤油漬け」を作る際に残る白身をといていれています。ほっと落ち着く組み合わせ。いつも家で食べる組み合わせなのに、ひと手間加えたり、握り方や提供の仕方でまた味わいがグッと変わる。そう気づけたランチとなりました。たまには珍しい具材をいれて作ってみようかな、と真似したくなる身近なメニュー。こだわりと優しさがつまったおにぎりランチです。
【おにぎり三拍子】
場所:佐賀市神野東1丁目2-16
営業時間:11:00~16:00
※テイクアウトは10:00~
定休日:土日、祝日