6月19日に「京都府立植物園」では京都開庁記念日のイベントとして園内を無料開放していました。
せっかくなので十数年ぶりに行ってきました。

なのにタイトル・・・神社?

実は京都府立植物園の中には神社があるのです。
ちょっと順番がバラバラになりますが、一番書きたかったのでこちらからご紹介します。

まずは公式から拝借した園内図。
北側にある「賀茂川門」の近く、「なからぎの森」の中にある「半木神社(なからぎじんじゃ)」です。

園内の広い道ばかりを歩いていると分かりづらいのですが、桜林の奥に位置します。

桜林の中に入ると、鳥居が見えてきます。
ボーッと歩いていると見逃しそうです。
もっと近づいてみましょう。
立派な神社!
思ったより広々としています。

中に入ると謎の石。
注連縄があるけれど、何の説明もありませんでした。
この神社の由来に関係あるのかな。

そして本殿です。
古びていますが、ていねいに祀られているようです。

この神社があるなからぎの森は、植物園が出来る前から自生していた森です。
ここに神社があるのには諸説あります。

境内にある看板には、ざっくりと言うと「絹織物産業の発達を願い建てられた」とされています。

しかし別の話もあって、上賀茂神社辺りで洪水が起こり、1つの社がここまで流されてきたというものです。
「流木神社(ながれぎじんじゃ)」と呼ばれていましたが、なまって「半木神社(なからぎじんじゃ)」となった説です。

なんかこっちの方がしっくりくる~。

ちなみに御神体は天太玉命(あめのふとだまのみこと)」です。

ところでこの神社、屋根の作りが昔風。
横から見ると・・・
こういう屋根、京都の凄く古い建物で、たまに見るなぁ。

植物園に行かれた際に、参拝してみませんか?


半木神社(なからぎじんじゃ)
住所:京都府京都市左京区下鴨半木町 京都府立植物園内
参拝時間:9:00~17:00
拝観料:植物園の入園料500円が必要(一部免除あり)
その他:正門前に専用駐車場有、300円/1時間以内(一部免除あり)