先日、富山県美術館で開催中の企画展『絵本のひみつ展』(宮崎県美術館所蔵)を観に行ってきました。

子どもの頃から慣れ親しんだ絵本。その裏側にある「ひみつ」や創作のプロセスに焦点を当てた展覧会で、童心に帰りつつも、大人として新たな視点から楽しめる内容でした。展示構成もしっかりしていて、ひとつひとつの絵に込められたストーリーや技法をじっくり味わえます。
絵本の優しい世界に浸ったあとは、1階のTADギャラリーで無料開催中の「いろいろやっ展(てん)」へも立ち寄ってみました。この展覧会は、美術館のアトリエで行われたワークショップの記録や、参加者の作品が展示されているもので、「見る・つくる・発表する」という美術館ならではの関わり方が垣間見える、あたたかく親しみやすい空間でした。
ガラス張りの開放感と、富山の味を堪能できる「Swallow Cafe」
展示を楽しんだあとは、お楽しみのランチタイム。美術館1階に併設されているSwallow Cafe(スワロウカフェ)で「贅沢スワロウプレート」をいただきました。
こちらのプレートは、富山県産の食材をふんだんに使った彩り豊かなランチメニューで、まさに“富山を体感”できる内容。
  • ふわもちベーグル盛り合わせ(4種)
  • ミニSwallowサラダ(15種類以上の地元野菜が使われているそうです!)
  • 本日のデリカ2品
  • 本日のミニスープ
  • ドリンク(私はりんごジュースを選びました)
どれも優しい味わいで、素材の美味しさをじんわり感じられる内容。ベーグルは富山県産の米粉を使っていて、もっちもちの食感がクセになります。サラダもシャキシャキで、見た目にも華やか。りんごジュースのやさしい甘さが、食後にぴったりでした。
美術館×カフェで、日常から少し離れた時間を
Swallow Cafeは、全面ガラス張りの明るく開放的な空間。外にはテラス席もあり、晴れた日には立山連峰を望む絶景が広がります。まさに、富山の自然とつながる心地よい時間。カップルや友人同士はもちろん、一人でものんびり過ごせる居心地の良さがあります。

カフェの名前に込められた「座ろう」「飲もう(Swallow)」「帰ってくる場所(Swallow=ツバメ)」という意味にも、なるほど…と感じる温もりがありました。
おわりに
アートと自然、美味しい食事が一体となった富山県美術館でのひととき。まるで心と体がほぐれていくような、やさしい時間を過ごせました。

美術に触れてから、美味しいものを味わう…そんな贅沢な流れが叶う場所です。企画展の内容も定期的に変わるので、またぜひ訪れたいと思います。
Toyama Swallow Cafe(スワロウ カフェ)
住所 富山県富山市木場町3-20 「富山県美術館」1F
開館時間 平日10:00~16:00 (L.O.15:30) 
土日祝10:00~16:30 (L.O.16:00)
休館 富山県美術館 休館日 他
電話 076-433-6755
駐車場 有
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