「南座」は、四条大橋の東側に古くからある劇場です。

南北朝時代、出雲の阿国が四条河原で始めたかぶき踊り。これが歌舞伎の発祥となり、江戸時代になると周辺にいくつもの芝居小屋が建てられました。その一つが現在の南座の前身です。
建築は桃山時代の意匠を取り入れているとのことで、とても豪華。国の重要文化財にも指定されています。外観を保存しながらも、内部の機能は利用しやすいよう改修を繰り返しているそう。
現在もさまざまな公演が行われているほか、毎年夏には舞台体験ツアーも開催されているようです。ふだんは役者やスタッフでなければ見ることのできない、歌舞伎の舞台機構。子どもから大人まで、夏休みの貴重な体験になりそうですね。

南座の情報
京都市東山区四条大橋東詰