今年の前祭で観てまわった山鉾をご紹介しています。今回は、「油天神山」です。

古くから町内に祀られていた天神様(菅原道真公)を勧請した山です。比較的小ぶりの山で、重さも1トン未満だそう。
油小路通りにあるため油天神山と呼ばれていますが、勧請の日が丑の日に当たっていたため、牛天神山という別名もあるそう。牛は天神様のシンボルでもありますね。

巡行の際には真松だけでなく、天神様にゆかりの深い梅の花も立つそうです。
天神様といえばお守りはやはり学業成就。ちまきには梅花付きだそうですよ。

天神様といえばもう一つ、霰(あられ)天神山も前祭で建ちます。こちらは四条烏丸の北西に建つ山で、油天神山と同様、小ぶりの山です。合わせて見学すれば、天神様のご利益をたくさんいただけそうですね。
油天神山保存会の情報
京都市下京区風早町568-1