金沢・寺町台の高台に佇む老舗料亭「つば甚」。その歴史は260年を超え、初代内閣総理大臣・伊藤博文も「料理や設え、風、光、景色に至るまで、この館は金沢随一である」と称賛した名店です。そんなつば甚で味わえる特別な朝食が、「かに粥朝食」です。
朝食は、まずお膳の美しさに目を奪われます。季節感と職人の技が込められた小鉢の数々。香り高いあおさ餡が添えられた出汁巻き卵、しっとりと柔らかな鴨ロース、自家製の塩麹を使った副菜、柚子が香る自家製豆腐……一品一品が丁寧に仕上げられ、食べるごとにやさしさが広がります。
中でも記憶に残る一品が「だし巻き玉子」。
ふるふるとした口あたりのだし巻きは、一口食べるとじゅわっと広がる上品なだしの風味。香り高いあおさ海苔のあんがとろりとかけられ、出汁の香りとしっとりとした卵焼きの瑞々しさが口の中に広がります。朝という静かな時間に、このやさしい玉子料理を味わえる幸せ──。五感にしみわたるような味わいでした。
そして、主役の「かに粥」が登場。炊き立ての粥に、蟹の旨味がしっかりと染み込み、口に含むたびに贅沢な風味が広がります。さらりとした粥ながらも満足感があり、素材の力と出汁の力をしみじみと感じられる逸品。体にすっとなじみ、心まで温かくなるような味わいです。
朝食は7時、8時、9時、10時の4部制で、新幹線の出発前や観光前にも利用しやすいのが魅力。予約はオンライン限定で、前日22時までの受付となっています。
金沢の伝統と、静謐な朝の美しさを堪能できる「つば甚の朝食」。心と体が整う、特別な朝のひとときを、ぜひ体験してみてください。
金沢の伝統と、静謐な朝の美しさを堪能できる「つば甚の朝食」。心と体が整う、特別な朝のひとときを、ぜひ体験してみてください。












