瀧廉太郎の作曲で知られる「荒城の月」。
現代にも歌い継がれる日本の愛唱歌で、音楽の教科書でもお馴染みですよね。
諸説ありますが、そのモデルは『富山城』であると言われています。
その一説にまつわるエピソードが展示されているのが、ここ「松川茶屋」。
松川遊覧船のチケット販売も行う甘味処です。

甘味処の奥は、”富山と滝廉太郎”に関する資料が展示されている「滝廉太郎記念館」となっています。(観覧無料です!)
富山で少年時代を過ごした滝廉太郎。その年表、写真、ゆかりの深い人物・・・そして「荒城の月」と富山城。
コンパクトな展示室に貴重な資料がぎゅっと詰まっています。

滝廉太郎が富山で過ごしていた頃、富山城はちょうど廃城令によりかつての栄華を失い、荒廃していたようです。

滝廉太郎はそんな富山城の姿に感傷を覚え、哀愁をメロディに乗せ、昔の姿を偲んだのかもしれませんね。
(荒城の月のモデルとされるお城は他にも、大分県竹田市の岡城などがあります)