竹久夢二美術館の現在の企画展(〜2025年9月14日)は、『夢二でたどるアール・ヌーヴォーとその周辺』。

アール・ヌーヴォーとはフランス語で「新しい芸術」を意味し、19世紀末から20世紀初期にかけてヨーロッパを中心に流行した芸術運動のことを指します。
夢二の作品にもその特徴を見つけることができます。
例えば、この千代紙!
花や植物をモチーフとし、柔らかな曲線を取り入れています。
これはアール・ヌーヴォーの特徴そのものです。
このように飾り枠として植物を描くことも多かった夢二。
ポップなベニテングダケは、お気に入りのモチーフだったとか!
アーツ・クラフツ運動(機械大量生産に反発し、手仕事を重視する)を先導したウィリアム・モリスの影響を受けたと思われる夢二の作品。
洒落たレタリングで描かれた文字はよく読むと、和泉式部の和歌になっています。
曲線を巧みに使うという点では、和服を着た美人画の中にもアール・ヌーヴォーとの共通点を見出すことができます。

体をしゃなりとS字に曲げた華奢な体躯は「夢二式美人」の特徴です。
たおやかな女性像には夢二の理想が詰まっています。
そんな夢二がアール・ヌーヴォーにビビッと来たのは必然かもしれませんね。
ちなみに併設されている喫茶店「港や」では
企画展に合わせたスイーツを楽しむことができます。
今回はアール・ヌーヴォーな夢二のお花を浮かべたシェイク(チョコミント味)でした。
ミントのスッキリ感とチョコレートの甘みのバランスが絶妙です♪