京都地下鉄九条駅に近いのですが、京都駅からでも歩ける距離にある「宇賀神社」です。

現在この辺りは住宅街となっていますが、神社ができた当時は森だったそうです。

竹田街道札辻交差点」に、以前は参道だったことが分かる石碑があります。
ここから東へ100mほど行くと、路地を左に入ったすぐの所にあります。
意外とゆったりとした神社です。
産土神(うぶすながみ)」とも呼ばれています。

7世紀に藤原鎌足が狩猟でこちらに来た際、この土地で「金璽(きんじ)」を見つけました。
金璽とは金のしるしのことです。

ここは後に都が遷されると感じた藤原鎌足は、この金璽を祀り「宇賀塚」と名付けました。
こちらは「拝殿」。
奥に「本殿」が見えています。
狛犬がイカツイ・・・

ご神体は「宇賀神」と「天照大神」です。

宇賀神は「福徳」「繁栄」の神として、近年人気が高まっています。
境内の建物は、災害や火災などで何度も倒壊しており、現在の建物は昭和11年に建てられたものです。

こちらには「隕石」があるとの噂が・・・
本殿の柵の隙間から覗いてみました。
常夜燈の後ろにある石がそれ?

雷石」と呼ばれているそうですが、違ってたらごめんなさい。

あと境内には立派な御神木も。
大きすぎて写真に入りきりませんでした。

こちらは「椋(むく)」で樹齢600年近いと言われており、京都市指定保存樹です。



宇賀神社 (京都市が御神木を紹介していました)
住所:京都府京都市南区東九条東札辻町33
参拝時間:24時間
拝観料:無料
その他:駐車場はありません