京都の町を歩いていると、町家など趣のある店舗の前に、木の文字看板が掲げられているのを見かけます。

たとえばこちらは、姉小路通にある老舗和菓子店「亀末廣」。
風格ある看板の文字は、明治から昭和初期にかけて活躍した書家・山本意山が書いたもの。明治末以降は京都に住み、多くの弟子を輩出した人だそうです。

亀末廣の情報
京都市中京区姉小路通烏丸東入車屋町
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日

亀末廣と同じ通り沿いの八百三は、柚子味噌で知られるお店。
八百三の看板の文字は、なんと北大路魯山人によるもの。外にあるのはレプリカで、本物は店内にあるそうですよ。

八百三の情報
京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町車屋町270
営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜日、日曜日

烏丸御池から北に少し歩くと、お香の老舗・松栄堂の本店があります。こちらにも古めかしい木の看板が。
こちらの由緒はわかりませんでしたが、創業300年の店だけに、歴史ある看板だと思われます。

香老舗 松栄堂 京都本店の情報
京都市中京区烏丸通二条上ル東側
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休(年始を除く)

ただ町を歩くだけでもたくさんの発見がある京都。ぜひ看板にも注目してみてくださいね。