東大寺の大仏殿に祀られている通称「奈良の大仏」は、正式には盧舎那(るしゃな)仏または毘盧遮那(びるしゃな)仏と呼ぶそうです。
制作にあたっては聖武天皇が発願し、なんと260万人以上の人が関わったのだとか。現在のような技術もなく、これだけの大きな仏像を作るには、たくさんの人の力が必要だったのですね。
盧舎那仏の左側に祀られているのが、虚空蔵菩薩坐像。廬舎那仏を補佐する役割の仏さまだとか。写真はありませんが、右側には如意輪観音が控えています。
虚空というとあまりよくない意味のような気もしますが、本来は「何もない=すべて存在する空間」という意味の仏教用語なのだそうです。
また大仏殿の後方には、仏教において東西南北を守る四天王のうち、広目天と多聞天の像が安置されています。こちらは多聞天。北方を守る神様です。
いずれも大きな仏像で、迫力満点の光景でした。
東大寺の情報
奈良県奈良市雑司町406-17:30~17:30






