大ヒットした映画「国宝」の舞台にもなった都市中京区橋下町にある「先斗町歌舞練場(ぽんとちょう かぶれんじょう)」は、京都五花街のひとつ先斗町のランドマークで、伝統芸能「鴨川をどり」の舞台として知られる劇場です。
1927年(昭和2年)、大林組の技師・木村得三郎による設計で建てられ、 建築様式は鉄筋コンクリート造、東洋趣味を加味した近代建築と評された建物。屋根には中国舞楽「蘭陵王」の面を模した鬼瓦が守り神として据えられています。
収容人数は約542席。
外壁には西洋のスクラッチタイルと日本のなまこ壁風デザインが融合し、和洋折衷の美を感じられます。その時代には画期的な建物だったでしょうね。
毎年5月に開催される舞妓・芸妓による舞踊公演。京都の春を告げる風物詩の「鴨川をどり」は伝統的な風物詩として有名です。
伝統芸能の公演だけでなく、邦楽・邦舞の発表会、講演会、展示会、コンサートなど多目的に利用可能で、戦後は進駐軍に接収された歴史もあり、文化財としての価値も高い歌舞練場。
情緒ある先斗町の中にあって、景観と共にタイムスリップしたようなノスタルジックな気分にさせてくれる場所。ずっと残しておきたい風景です。