吉田山の東麓に鎮座する宗忠神社は、江戸時代後期に創建された神社です。神社の本部は岡山にあるため、京都の宗忠神社は「神楽岡宗忠神社」とも呼ばれています。

境内には、「神井戸」と呼ばれる井戸が存在します。
山上にある宗忠神社では、境内に井戸を掘ってもなかなか水が出てこなかったのだとか。

そこで水が湧き出るよう祈念したのが、赤木忠春という人物。神楽岡宗忠神社を創建した人でもあり、彼が一晩祈りを捧げたところ、翌朝に水が湧き出たのだそう。
一般の人は井戸を使うことができませんが、神前へ供える水は、神井戸で汲んでいるそうです。
祈願して湧いた水が、今も湧き出ているなんて不思議ですね。赤木忠春が盲目から回復したという伝説から、宗忠神社は眼病平癒のご利益もあるそうです。

宗忠神社の情報
京都市左京区吉田下大路町63
参拝時間:9:00~17:00