横浜山手西洋館で開催中の「世界のクリスマス2025 山手の丘で7つの国をめぐる」。

期間:2025年12月1日(月)〜25日(木)
時間:9:30〜17:00(金・土曜日は18:00まで開館)
*開催期間中無休
「ベーリック・ホール」のクリスマスのイメージは、フランスです。
(装飾:松島理恵子氏)

フランス語でクリスマスは「ノエル」。
家族や親戚で集まって過ごす大切な日です。

また、フランスと言えばおしゃれで洗練されたイメージもありますよね。

館内ではどんなスタイリッシュなノエルの様子が表現されているのでしょうか?
まずはテーブルコーディネートから。

ネイビー×ホワイトで整えられた清潔感のある空間に、フランス王家のシンボルとされる大きな百合が添えてあります。
エルキューイ・レイノーの食器、そよ風のようなさりげないリボン・・・
どこを切り取っても上品で、垢抜けた印象です。

そんなノエルのディナーに並ぶのは、フォアグラやエスカルゴ、七面鳥といった高級食材!
シャンパンを開け、ブッシュ・ド・ノエルを囲んでレヴェイヨン(祝宴)を楽しむそうです。
リビングルームの暖炉の飾り付けはアシンメトリーで、これもまたセンスに溢れています。
モノトーンでまとまった飾り付けは、パリジェンヌのファッションのよう。
メリーゴーラウンドのオーナメントもエレガントです。
2F寝室のドレッサーの上には、もみの木やマツカサと一緒に「秋色あじさい」が飾られています。

あじさいというと「夏」「和」「淡い色」というイメージがあったので、写真のような「深い色」且つ「ノエルの飾り」に取り入れるという発想に脱帽!
フレンチアンティークな雰囲気にぴったりですね。

そしてここにもメリーゴーラウンドと白馬が。
ティーテーブルの上のスノードームも、メリーゴーラウンドです。

なんと毎年ノエルの前になると、市庁舎前をはじめとするパリのメインスポットにメリーゴーラウンドが登場するのだとか。なんてロマンチック・・・
なるほど、メリーゴーラウンドはノエルの風物詩の一つなのですね。