弁慶と言えば、牛若丸(源義経)と弁慶で知られるあの弁慶です。
弁慶は比叡山延暦寺で修業をし、五条大橋で若き源義経に戦いを挑んで負けた後、家来になって一生、義経に尽くしたことは広く知られています。
しかし恥ずかしながら、弁慶が松江で生まれたとはつい最近まで知りませんでした。

調べてみると、弁慶は1151年3月3日、旧出雲の国(現在の松江市)本庄で生まれ、18歳で出雲市の鰐淵寺(がくえんじ)に僧として入門し3年間修業したと伝えられています。
当時、鰐淵寺は全国でも知られた修行の地でした。そしてその後、比叡山に移り京都で義経と出会うことになります。
「道の駅 本庄」は、島根半島の中海側に面した国道431号線沿いにあります。
中海を隔てて向かいには、境港市と松江市江島に架けられた江島大橋 通称ベタ踏み坂が見えています。
さほど大きくはない道の駅本庄の産直市ですが、ここの人気Vo.1「弁慶の焼きどころ」というオリジナル焼き餅が美味しそうで気になります。

もちもちの皮に地元産大粒黒豆を入れて焼いた「弁慶の焼きどころ」は、残念ながらこの日はまだ時間が早くて購入できなかったのですが、大粒のあんこがいかにも美味しそうでいつか食べてみたくなりました。

「弁慶の泣き所」をもじったネーミングも面白くて覚えやすいです。
地元の新鮮野菜、松江、出雲の名産品の他に、場所柄、鳥取県境港市のゲゲゲの鬼太郎グッズも並んでいました。
でも、今年は何といってもNHK朝ドラで注目の小泉八雲&セツさんにまつわる商品が増えていました。
定番の出雲そば、宍道湖産シジミ、あご出汁等が並んでいます。「あご」とはトビウオのことで、とても美味しい出汁が取れます。
そして、松江市出身のテニスプレイヤー錦織圭選手の好物として有名になったのどぐろも、チップス等のご当地味によく利用されています。
近くには弁慶島もある本庄は、確かに弁慶の出身地のようです。

道の駅本庄
住所:島根県松江市野原町401-8
電話:0852-34-1528
営業時間:9:00~18:00
定休日:産直市のみ(奇数月第3火曜日、但し3月、9月は第2火曜日)
駐車場:無料有り