西陣にある千本釈迦堂には、「おかめさん」という女性の伝説が残されています。

おかめさんは、本堂の造営に関わった大工の棟梁の奥さんです。造営に際して夫が窮地に立たされたときに、おかめさんのアドバイスが功を奏して無事に本堂が完成。しかし、妻の進言がバレてはいけないと、おかめさんは自害をしてしまいました。

そんなおかめさんの冥福を祈る「おかめ塚」が境内にはあります。
その横には、大きなおかめさんの像が。ガイドブックで見たことはありましたが、実物は想像以上に大きくて驚きました。
また、境内の真ん中には、大きな「おかめ桜」もあります。
参拝した時期が冬だったため、桜を見ることはできませんでしたが、見事な枝ぶりでした。春にまた訪れてみたいと思います。

おかめ塚(千本釈迦堂)の場所
京都市上京区溝前町967-11