金沢に、今シーズン初の積雪がありました。(2025年12月26日)
朝カーテンを開けると、屋根や車の上、街路樹の枝先にうっすらと雪が積もり、街全体が少しだけ音を失ったような静けさに包まれていました。前日までの雨が嘘のように、空気はきりりと冷え、冬の訪れをはっきりと感じさせます。
金沢の冬は、豪雪よりも「じわりと始まる」のが特徴です。今回の雪も深く積もるほどではありませんが、放射冷却の影響で道路や葉の表面に霜が降り、足元には注意が必要な日となりました。いつもより慎重に歩く姿や、車のフロントガラスの雪を払う光景に、季節の切り替わりを実感します。
街中はそこまで積雪がなかったみたいです。

兼六園や城下町の石畳、町家の瓦屋根に雪がのると、金沢らしい冬景色が一気に完成します。観光客にとっては情緒ある風景ですが、暮らす側にとっては、ここから本格的な寒さと向き合う季節の始まりでもあります。長靴・防寒具をやっと出してきた人も多いかもしれません。
山側はしっかり降りました!
この初雪は、冬への心構えを整える合図。白くなった街を眺めながら、温かい飲み物や旬の食材が恋しくなる、金沢の冬の入口を感じる一日となりました。