一方で、本来の佐賀県の風土や歴史を一から収容し詳しく見て学ぶことができるのが、佐賀県立博物館です。
佐賀特有の風土や文化とはどのような特徴があるのか?
過去から現代まで続く発展までの道のりにどんな影響を及ぼしてきたのか?
人類の誕生より前の根源の時代から、先人たちの知恵や工夫などが収容されている、佐賀県立博物館に訪れました。
佐賀に住む生き物たちで代表的なのは、野鳥です。
佐賀県ではおよそ330種の野鳥が観察されている、野鳥地域とも言えます。
変化が大きい自然環境に恵まれているため、森林、河川、平野、干潟といった異なる環境的要因に、それぞれの場所で適応する野鳥やその他生き物を観察することができます。
ここがポイント!
広大な佐賀平野から有明海(干潟)など所有しており、渡り鳥にとって佐賀はまさになくてはならない憩いのスポット。
上記の写真
この鳥の名称はクロツラヘラサギ。
佐賀を代表する東よか干潟でも観察することができる渡り鳥の一種。
その他にも秋から冬にかけて移動してくる渡り鳥たちが佐賀に集まります。
異なる環境が複合された佐賀の地形はまさに生き物にとってもかけがえのない存在となっているはずです。
2.佐賀の文明の歩み
佐賀の文明は稲作を中心とした農作の進化を主に遂げています。
特に一度は教科書などで聞いたことのある吉野ケ里遺跡。
弥生時代をテーマに当時の時代背景や生活を再現されています。
博物館では当時使われていた土器や石包丁やくわなど、稲作農業で使用された道具を展示してあります。
当時の時代背景では、生活の豊かさを目指し、生活をしていた人々の知恵や工夫などが細かな箇所まで見て取れます。
また佐賀県は有明海に面した地形で、漁業も盛んに行われていました。
有明海に生息する特徴的な魚や生き物を中心とする貴重な海の貯蔵庫。
干満差がある有明海の干潟や玄界灘の豊かな海の特徴を最大限に活かした独自の伝統的漁法などが行われていました。
一本釣りとよばれるムツカケやエツ漁は昔から今へ受け継がれています。
ここがポイント!
今まで多くの展示を見て回りましたが、道具や食べ物、住まい、いずれも自然のものから生み出した産物だと言えます。
当時、木製の中小型の船に乗り、有明海で漁業を行なっていたそう。
現代のような便利な素材や発達した技術はなくとも、かわりに木製の資源を使い知恵を出しながら、土地や環境に適応してきた人々には生命力や忍耐力が大きく働いているに違いありません。
3.期間限定で開催されるイベントについて
現在8月6日から9月6日にかけて「鏡・玉・剣」というテーマでのイベントが開催されています。
吉野ケ里遺跡は有名どころですが、七々瀬遺跡はご存知でしょうか。発掘調査が行われ現在まで弥生時代に使われていたであろう武器がお墓から出てきた貴重な遺跡スポット。
その際の剣や銅鏡など、弥生時代の首長たちが権力の大きさを知らしめるため、数多く亡くなったあと墓と一緒に貴重品を入れていたと考えられます。
博物館で展示されてある数多くの銅で作られた武器や貴重品。
当時は自然のものを使うことがベースとなっている中、銅などは非常に貴重なもとだとわかります。
弥生時代の頃からも権力的、身分的争いは絶えなかったと、武器や墓などの痕跡を見て、当時の時代背景を伺えます。
そしてもう一つ7月30日から9月6日まで「シュガーロード」というテーマのイベントも開催されています。
シュガー=砂糖は多くの菓子に私たちの生活の中でも使用される貴重品。
江戸時代以降は、長崎の出島から数多くの品物が貿易という手段で運ばれてきました。
砂糖は当時の佐賀藩とも密接なつながりがあり、主に幕府の献上品の一つ、また大名などの上流層の方々の贈答としても用いられていました。
砂糖と佐賀ってそんな関わりがあったのかと、資料や展示された品を見ながら新しい発見が生まれました。
詳しくはぜひ実際に訪れて見てください。
(まとめ)
先人たちの知恵や工夫は、ゼロから一への生み出す想像力が一つにあります。
それは現代の私たちにも同様に言えることです。
試行錯誤を繰り返し、現状をより良くし、より豊かに暮らすために歩み続けた先人たち。
弥生時代に行われていた稲作の発展から、現在の佐賀や全国の農業の基礎を作っているとも言えます。
それらの努力は、死後も実物として存在し、後世まで語り継がれていく道だとまさに佐賀県立博物館を訪れて身をもって感じました。
テクノロジーやAIの発展などの根源的な要因は、過去から受け継がれた現状をよりよくする知恵や工夫そのものではないのでしょうか。
(備考)
佐賀県立博物館は入館料は原則無料です。
期間限定展示も同様です。
詳細はホームページより、「佐賀県立博物館」と検索し確認をお願いします。












