usaginingen
自作の映像機と楽器を使った夫婦パフォーマンスユニット、usaginingen(ウサギニンゲン)。2011年にドイツ・ベルリンで活動を開始。2016年に瀬戸内海の離島・豊島に拠点を移し劇場をオープン。アナログとデジタルを独特の手法で組み合わせたパフォーマンスは各国で高い評価を得ており、2014年にReykjavik Visual-Music Festival(アイスランド)のライブシネマ部門でグランプリなど受賞歴多数。2021年にApple Japanの広告キャンペーン~macの向こうから~に登場。これまでにヨーロッパ、ロシア、北米、中国等23ヵ国で公演。芸術祭、音楽祭、映画祭や教育機関などで幅広く活動中。近年は劇場のある豊島を拠点に、パフォーマンスに留まらず島の合宿や公園づくりによる社会活動、ワークショップ、オンライン配信など様々な活動をしている。
https://usaginingen.com/
大規模な不法投棄が問題になった豊島事件をベースに、人々の残酷さや強さ、そこから改めて気づけた豊島のうつくしさを、自作の映像機と楽器で表現しています。
こんなふうに説明していますが、わたしが言葉で伝えることはほとんど無意味だと思っています。
とにかく、実際その目でusaginingenのパフォーマンスを観てほしい。
usaginingenのパフォーマンスには、いわゆる言語は一切使われていません。
それなのに、圧倒的なうつくしさと訴えかけてくる真実性が、何を伝えたいのか、何を表現しているのかを、はっきりとわからせてくれるのです。
また、言葉がないからこそ、わたしが受け取るものと、誰かが受け取るものは違うと思っています。
ひとつのテーマはあっても、人それぞれの心で、受け取り方や感じ方は違う。
私自身、usaginingenの作り出す世界は何度観ても、違うものをわたしに見せてくれるのです。
これこそがusaginingenのパフォーマンスの奥深い醍醐味。
だからわたしは何度でも、彼らの劇場に足を運びます。