外海書房は基本的に香川県で活動をしていますが、今年に入ってから県外の遠征も増えてきました。その中でも岡山は、本好きにとっては堪らないイベントが定期的に開催されるので、瀬戸大橋を渡り、何度も足を運んでいます。
3月にはおかやま文学フェスティバルが開催され、表町商店街に一列にずらり、古本が並び各々の愛着を持った本を販売していました。

↓僕の出店の様子。
一通り本を売り終え、帰路に着く前に商店街をぶらっとしてみようと思い、見つけたのがこのen. 珈琲焙煎所です。時刻は夕方5時を過ぎていましたが、店内には人が混み合い、注文も少し待たされることになりました。
注文を終え、店内を散策していると、焙煎前の新鮮な豆の匂いが鼻腔をくすぐります。豆の匂いを嗅ぐと、心がスッキリと澄み渡り、ついつい購買意欲もそそられてしまいます。ケニア、タンザニア、と聞き馴染みもある名前の中に、100g3千円超えの高級豆もありました。流石に今日の売り上げが飛ぶな、と思い手を付けませんでしたが、いつかはこのような高嶺の花も摘んでみたいものです。
20分ほど経ち、注文していたコーヒーフロートが届きました。芯の強い、冴えた苦味のアイスコーヒーに、とろけるように甘いソフトクリームが見事にブレンドしています。疲れた体には甘いもの、と言いますが、本を売り終えた後の体にはこの上ないご褒美です。
この日はこのコーヒーフロートをちびちびと啜りながら、高松に帰りました。高松にも商店街はありますが、そういえば、豆の焙煎所はなかったな、と思い、できればこの店のように、芳しい豆の香りを放つような店ができれば、商店街を道ゆく人も、普段よりほんの少し幸せな気持ちになれるのではないかと、そんなことを考えました。
en. 珈琲焙煎所
〒700−0822
岡山市北区表町1丁目10−28
Googleマップで確認する

電話番号:086-238-7703
LINE:@en.coffee

営業時間:11:00〜18:00
(焙煎L.O. 17:45)
定休日:火曜日