先月参加した読書会で、短歌の魅力にハマってしまったわたし。

友人に誘われて、初めて「吟行」に参加してきました。

吟行とは、みんなである場所へ出かけて散策&観光し、そこで見聞きしたことをもとにその場で短歌を作るイベントのこと。

かなり難易度が高いイベントでしたが、何も知らないわたしは、「楽しそう!」という気持ち一つでサクッと参加してきましたよ!
今回の吟行先はアートの島で有名な直島!

直島でアートや景勝を観賞した後に、各自短歌を詠み、最後にみんなで評し合うという、穏やかそうに見えて初心者にはかなりスパルタな旅程 (笑)

でも例によって何も知らないわたしは、みんなで船に乗ったところから楽しいわけです。

ほとんど初対面のメンバーでしたが、短歌という共通の「好き」があるわたしたちはすぐに打ち解けられました。
高松から出航した直島行きの船からは、遠くにヤドンフェリーが見えるし、気持ちの良い汐風がわたし達を包みこむ。

みんなの笑い声と、青い空と青い海。

そのときふと、この瞬間をわたしはきっとずっと忘れないと思いました。

生きていると、唐突にそういう瞬間が訪れるときがあります。
直島についたら早速みんなで腹ごしらえ。

昼食はヒラメ料理で有名な「ゆうなぎ」へ。

みんなでサーモンとヒラメのお刺身定食を堪能。

最高に美味しかった!
さてさて、ここからが本番。

みんな散り散りになって、直島を散策しながら短歌を作り、作った短歌をアカイトコーヒーにて批評し合うという段取りになりました。

わたしも直島に繰り出し、初めて入るコーヒー屋さんや本屋さんを楽しみました。
ただ困ったことに、楽し過ぎて一向に短歌が思い浮かばない。

これは困ったぞ、、ということで、本日の最終目的地であるアカイトコーヒーに一足先に入店。

さぁ短歌を作ろう!と思ったのも束の間、アカイトコーヒーの店主との会話に花が咲いてしまい、これまた短歌に着手できない。

これはほんとうに困ったぞ、、
そうこうしている間にタイムリミットが迫り、わたしはうんうんと唸りながら短歌をひねり出す。

その後、続々とみんながアカイトコーヒーに集結し、短歌の発表と批評が始まりました。
参加者の中には歌集を出している田丸まひるさんもいらっしゃったり、短歌歴の長いベテランさんや、俳句の先生もいたりして、本当に勉強になりました。

わたしの拙い短歌もやさしく厳しく評してもらい、短歌の奥深さを肌で感じられた時間でした。

当たり前ですが、かなり精進が必要だということが身に染みたわたしです。。

「とろけゆくサーモン、ヒラメ 沈黙を壊せるものはコール音だけ」わこ

………………

初めてだらけの吟行でしたが、参加者さんたちの温かな人柄と、短歌のPOPな風流さで、本当に気持ちよく一日を過ごすことができました。

この日の吟行を企画してくれたのは、香川県歌人会に所属しているお二人。

香川歌人は週に一度、瓦町のコミュニティセンターで活動しているグループです。

幅広い年代の方が短歌を楽しんでいて充実した時間が過ごせること間違いなし!
詳しくはこちらのアカウントにお問い合わせを♪

吟行などのイベントに関しては、四国キャラバン歌会のTwitterをcheck!