桐生明治館は、明治初期の1878年に建った擬洋風建築です。一見、西洋風の館に見えますが、旧群馬県衛生所の名称で知られています。昔は衛生所だった桐生明治館は今では資料館として活用されています。
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まず、1階部分を紹介します。大正時代に使用されていた足踏み式リードオルガンや電話機を始め、さまざまなものが展示室に展示されています。どうしても触れることが出来ないのが残念ですが、大正時代のものを見られるだけでも幸いです。現代で使用出来るもののことも考えると、だいぶ便利になったな、便利になったのは昔の方たちのおかげだと感謝の気持ちが溢れてきます。
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喫茶室も見学が出来ます。また、スタッフの方にレコードでかけられる楽曲リストの中からリクエストをすることが出来ます。今回、クラシック曲を1曲だけリクエストし、スタッフさんに流してもらいました。
レコードをスタッフさんが手動で回しているところを見学して、大変そうだなと思いました。現代のCDプレーヤーのことが頭に浮かんできます。CDプレーヤーは電池があれば手動で回すことをしなくていいのだと、改めて現代のものは便利だなと思った瞬間でした。
ここまで、桐生明治館の1階部分を紹介しました。
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続いて、2階部分を簡単ですが紹介します。
2階は貴賓室の展示があり、写真の赤い椅子は大正天皇、昭和天皇がご使用になられたことがあると伝えられています。その説明書きを目にしただけで頭が上がらなくなります。
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桐生明治館、観覧料が高いイメージがありますが、大人150円、子ども50円で見学が出来ます。
喫茶室でひと休みをすることや、レコードも聴けますので興味を持たれた方、ぜひ桐生明治館にお越しになってください。