稲刈りの季節が到来。
5月に田植えをした棚田の苗が、たわわに実った稲穂に成長し、山古志の至るところで黄金(こがね)色の田んぼが見れるのが、9月の秋の風物詩。
山古志は平地が少ないため、山の傾斜にところどころに作られた黄金色の田んぼが、だんだんになっていて、バリのライステラスのような絶景。
今年は猛暑で日照りが続いたため、一等米が危ぶまれているが、最近の恵みの雨で何とか持ち越しそうな気配。
山古志の稲刈り時期は、町なかの平地の田んぼに比べ、遅めで9月上旬から中旬がピーク。
山古志を車で走ると、至るところで稲刈りをしている田んぼを見ることができる。
稲刈り時期の山古志ならではの風物詩は、昔ながらのお米作りを守り続けている「稲架がけ米」。
木の間に張った縄に、稲刈りした稲穂を順々に掛けていく2週間ばかり天日干しにする米作りの手法。

機械に頼れば簡単にできる稲の乾燥作業を、手間を惜しまずお米一粒ひと粒を大切に収穫している。

山古志のお米の美味しさの秘訣は、山古志の美味しい水、キレイな空気はもちろん、山古志に暮らす人々の手間が加わっているからこその美味しさである。