秋になると福岡の街では「ブックオカ」が開催されます。
ブックオカとは「福岡を本の街に」を合言葉に、作家を招いての講演会をはじめ様々な本に関する催しが開催されるイベントです。
2006年から始まったブックオカは書店員やライター、編集者や一般の本好きなボランティアが参加し、2023年で18年目をむかえました。

11月3日に開催された「のきさき古本市inけやき通り」は福岡市のけやき通りに多数の出展者が並び、自身が持ってきた本を販売するイベントです。
このイベントに私はボランティアスタッフとして参加しました。主な役割は出展者の案内や店番などでした。

もともと本は好きでしたが、近年はネットで買い物することも多く店舗に行く回数も減っていました。
そのためどれだけのお客さんが来るのか全く分かりませんでしたが、いざ当日になると予想していた数を遥かに上回る人が足を止め、本を買っていました。
朝8時から参加したボランティアでしたが、夕方の終了時間まであっという間でした。本を買っていくとき、あるいは立ち止まって店先で本を眺めている時、お客さんは本当に楽しそうな顔をしていました。そのことがとても印象的でした。

ある程度時間が落ち着くとスタッフも自由に店を見て回ることができます。私もいくつか買い物をしました。意外な掘り出し物が沢山あることに驚きました。
このイベントに参加して、改めて本の持つ力を感じさせられました。そして本の魅力や素晴らしさにも気づかされました。
今後もこの素晴らしいイベントが長く続いて行って欲しいと思います。